株式会社文伸 / ぶんしん出版

『グラフ文伸 + Vol16 SPRING 2024』“へんしん探し”答え発表

 

『グラフ文伸+』(SPRING 2024)のクイズ 「解けばあなたも地元民! ここど~こだ?」 に挑戦してくださった皆さん、ありがとうございました。
問いの写真は、それぞれ三鷹駅周辺にあるものをクローズアップして撮影したものでしたが、皆さんは、どこで何を撮影したものかわかりましたか? 答えは下記、解説とあわせてご確認ください。



<解説>
写真のレリーフは、明治自然主義文学の先駆者・国木田独歩の肖像。独歩の代表小説『武蔵野』にちなんで、1951(昭和26)年、三鷹北口に建立された石碑に刻まれたものです。
石碑には武蔵野の自然を愛した独歩の詩「山林に自由存す」が、武者小路実篤の筆で刻まれています。
なお、武蔵野市内にはもうひとつ、玉川上水に架かる桜橋のたもとに、国木田独歩にちなんだ石碑が設置されています。


 

<解説>
現在の「三鷹橋」は、2005(平成17)年、三鷹駅南口広場の整備工事にともない新たに架け替えられた二代目ですが、すぐ近くには、玉川上水に架かる旧三鷹橋の親柱と高欄が残されています。
写真は、そのそばに設置された、井戸の汲み上げポンプで、江戸市中の飲み水として重要な役割を果たしていた、玉川上水についての説明が添えられています。

 


 

<解説>
三鷹駅南口から、玉川上水沿い「風の散歩道」を井の頭公園方面に少し進んだ場所に置かれた、大きな岩。
これは、太宰治の故郷・青森県北津軽郡金木町特産の「玉鹿石(ぎょっかせき)」と呼ばれる天然石で、太宰を偲ぶため、1996(平成8)年6月に設置されました。
この岩が置かれたあたりで、太宰は玉川上水に入水したとされています。