今月のはな子|第31回「はな子の記録と記憶を残す2つの取り組み」

2018.08.31

『いのきちさん』過去記事紹介(『いのきちさん』31号 2016年11月1日発行 掲載)
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞『いのきちさん』。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事をご紹介していきます―

はな子の記録と記憶を残す2つの取り組み

はな子が亡くなって、約5か月が過ぎました。アジアゾウ舎には、まだ献花をしていかれるお客様もいて、まだまだ皆さんの記憶の中にしっかりと刻み込まれているのだなと感じる日々です。

井の頭自然文化園と吉祥寺美術館では、そんなはな子の記憶をしっかりと残すため、「はな子の記録と記憶を集める」事業を実施しています。詳しくは、吉祥寺美術館または、東京動物園協会のホームページをご覧ください。

また、武蔵野市や当園などでつくる『吉祥寺「はな子」像設置実行委員会』では、はな子の銅像を作る募金活動を始めています。2017年5月頃に吉祥寺駅北口に設置し、街のシンボルとして記憶に残す取り組みです。こちらの募金は井の頭自然文化園でも受け付けていますし、ホームページ(現在は閉鎖)でも可能です。

はな子の特設展も12月末まで実施中です。はな子の生涯を知り、そして、記憶を残す取り組みに、ぜひご協力ください。

 

大橋直哉 井の頭自然文化園 教育普及係

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(『いのきちさん』31号 2016年11月1日発行 掲載)


← 第30回「資料館特設展示『アジアゾウはな子の69年』」

→ 第32回「アジアゾウはな子の銅像、原型完成」