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私と 井の頭公園 |その19「大好きな井の頭公園の連載絵本はうれしい仕事」 瀬能幸子

私と井の頭公園 その19 瀬能幸子さん私と井の頭公園 その19 瀬能幸子さん
『いのきちさん』過去記事紹介(『いのきちさん』19号 2014年11月1日発行 掲載)
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞『いのきちさん』。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事をご紹介していきます―

大好きな 井の頭公園 の連載絵本はうれしい仕事

瀬能 幸子 (三鷹市在住)

 

今号は、本紙『いのきちさん』の巻頭を飾る『連載絵本』の作家せのうさちこさんである。瀬能さんは、軽いアスペルガー症を克服しながら絵本作家を目指している女性である。この19号で3話目の話が終わり、次回20号からは、母けい子さんとのコラボレーションによる新シリーズが始まる。周りが、雑木林と玉川上水と小鳥の森という、緑に囲まれたお住まいに伺った。

 

小学校6年生の夏に、岩手県の盛岡からこの 井の頭公園 に近い三鷹に引っ越してきたのです。ですから中学校は三鷹三中です。そのころから、授業の合い間あいまに絵を描き続けている子供でした。美術系の専門学校を卒業後、アニメーションの制作会社に勤めたのですが、昼と夜が逆さまになるような勤務でしたので、身体が持たなくなり辞めることにしました。絵本作家を目指したいと思ったのはその頃です。

ちょうどそんなとき、葛飾区にあった水元青年の家で、半年に亘る絵本教室が開催されることが分かり、「これだ」と思い通いました。そこで絵本作りの基礎を学ぶことができ、少し自信がついたことが大きかったですね。そして、自費出版をしたり、いろいろな絵本コンテストに応募していますが、なかなかプロの絵本作家の道は大変です。そんななかで『いのきちさん』の編集部から話しがあり、大好きな 井の頭公園 を題材にした連載絵本の創作は本当にうれしい仕事です。読者の皆さん、頑張りますのでよろしくお願いいたします。    

(絵本作家  せのう さちこ)

 

聞き手・写真 川井信良(70年代80年代に、三鷹でミニコミ『またんぴ』や『みたかきいたか』を発行。)

習作した絵本
創刊号~「コイ太郎の巻」、第9号~「カメ吉の巻」、第14号~「カモ次郎の巻」

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(『いのきちさん』19号 2014年11月1日発行 掲載)


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