アートマーケッツとヘブンアーティストな人々|その18「つぶつぶ屋コトタマ堂さん(つぶつぶ小物作家)」

2018.11.16

『いのきちさん』過去記事紹介(『いのきちさん』18号 2014年91日発行 掲載)
―2011年11月から2017年11月にかけて刊行された、井の頭恩賜公園100周年カウントダウン新聞『いのきちさん』。ご愛読くださっていた方々の声にお応えし、掲載当時の記事をご紹介していきます―

つぶつぶ屋コトタマ堂さん(つぶつぶ小物作家)

ユニークな店名は、その店先に立てば一目瞭然。樹脂粘土や木粉粘土を小指の先ほどの大きさに丸めた“つぶつぶ”が所狭しと並びます。

一粒ごとに描かれるのは、いわゆる変顔。粒は粒でもそれぞれにキャラクターがあって、3つの粒がさやに入った「福豆」、種の形の「しあわせのタネ」、合掌する「ベイビーブッダ」などなど。裏に返すと、キャラクター名や「生まれてきてくれてありがとう」「のんびりしあわせ」といったメッセージが書かれています。「顔の表情で面白おかしく笑って、ふと言葉が目に入ったときにハッピーになってもらえたら」とつぶつぶ屋コトタマ堂さん。

以前はマッサージの仕事をしていて、お客さんとの会話のきっかけとして作ったのがことの始まり。インドやチベットの文化が好きで、“つぶつぶ”モチーフもどこかスピリチュアルな雰囲気です。「人が街を作ると思っていたけれど、人を育てる街があることを教えてくれたのが吉祥寺。その中心にある井の頭公園に恋に落ちました」と公園愛を語ります。

 

取材:小田原 澪(おだわら みお) 編集者・ライター。フィールドは多摩。三鷹市在住

 

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。
(『いのきちさん』18号 2014年9月1日発行 掲載)

つぶつぶキャラクターのようにニコニコ笑う
つぶつぶ屋コトタマ堂さん

一つひとつ表情豊かで色とりどり


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