公益社団法人 武蔵野法人会 様
組織の変遷について改めて整理
節目に相応しい“記録”の記念誌
武蔵野法人会では、これまで30周年、50周年、60周年など10年刻みの節目に、その時の大義名分に沿った内容で記念誌を発行してきました。
2020年12月に完成した創立70周年記念誌は、組織の成り立ちや変遷を改めて整理し、現在の会員にしっかりと伝え、記録として残すことを主眼に制作。公益社団法人への移行の理由や移行前後の出来事、移行後の組織運営や事業展開について整理し、座談会やこの10年間の実施事業の概要とともに豊富なカラー写真とあわせて掲載しました。
コロナの影響で予定よりも大幅に遅れての完成となりましたが、「良い“記録”になった」と、関係者の皆さまにご満足いただける一冊となりました。
【Data】
『公益社団法人 武蔵野法人会 創立70周年記念誌』
[ 仕様 ] A4、40ページ/ソフトカバー無線綴じ小口折り製本
創立70周年記念誌の編集を担当した、武蔵野法人会 広報委員会の委員長・後藤慶太さんに話を伺いました。
――70周年記念誌制作にあたり、どのような思いがありましたか?
委員長 現在、当会の会員は三分の一が公益社団法人移行後に入会された方々です。そこで、せっかくの10年という区切りを活かし、これまで組織の成り立ちや変遷について詳しくご存知でなかった会員の皆さまが当会について改めて知る機会になればとの思いがありました。特に現在の“公益社団法人”に移行した10年間にフォーカスを当て、移行の理由や移行前後にどのようなことがあったのか、さらにその後どのような組織運営、事業を展開してきたのか等について整理し、記録として残すことは十分意義があることと考えました。
――コロナ禍での制作は大変だったのではないでしょうか?
委員長 そうですね。コロナによる緊急事態宣言を受け、予定していた4月の座談会、6月の式典がそれぞれ延期となり、記念誌の完成が7月から12月になってしまいました。会員の皆さまには年を越してのお届けとなってしまったことが悔やまれます。また、大幅に発行時期が変更になったことで、祝辞を寄せていただいていた一部の方には原稿の修正など、ご迷惑をおかけしてしまいました。
ただ、その他の記念事業の多くがコロナ禍で中止になってしまった中、記念誌を発行できたことは本当に良かったと思っています。
――完成した記念誌は、どのような反響がありました?
委員長 狙い通り、移行後に入会された会員の皆さまから「座談会の企画のおかげで、移行当時の経緯やその狙いが分かった」との感想が寄せられました。また、この10年間に当会がお世話になった外部の方々にお配りしたところ「良い記録ですね」とのお褒めの言葉もいただきました。さらに、広告掲載をやめてコンパクトにまとめたことも「スッキリして良いね」と好評でした。
――文伸にお願いして良かった点などがあれば教えてください。
委員長 文伸さんには、現在隔月発行している当会広報誌の制作にも毎号ご協力いただいています。当会のことを知り尽くしている文伸さんのサポートなくして、今回の記念誌は完成しなかったと思います。企画構想段階から最後の仕上げまで、“良い記念誌を作り上げよう”との思いを同じくする仲間感覚で真摯に寄り添っていただく姿勢には、本当に助けられました。
作る側としてはついあれもこれもと欲張ってしまうものですが、そうした要望にも柔軟に対応してくださり、一方でプロの視点からの意見・提言くださるなど、素人では限界のある点をカバーしていただいたと、完成した記念誌を眺めて改めて実感しています。